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バロック様式が印象的なトリノの町、とはよく言われること。
しかし、トリノの街角には不思議な建築も隠されています…。
例えば、ポー川に出る大通りの一つ、サン・マウリツィオ通りとジュリア・ディ・バローロ通りの角にある黄色の薄っぺらい建物…。フェッタ・ディ・ポレンタ(一片のポレンタ=とうもろこしの粉を湯で練り上げたピエモンテの郷土料理の一つ)と呼ばれて有名なこの建物は高さ27メートル、幅5メートル、奥行きなんと3メートル足らず。横から見ると、本当に薄いつくりですが、今でも人が実際に住んでいるそうです。
そこからポー川方面へ進み、右手へ伸びるヴァンキリア通りとの角にはなんと三角形の家が…。
これらの奇妙な建築物を設計したのは、モーレ・アントネリアーナを建築したことで有名な、アレッサンドロ・アントネッリ。これらの建物のあるゾーンは未だにアントネッリの手によるものが残されており、実際に使用されています。
フェッタ・ディ・ポレンタは幅のない土地にある程度以上の高さの建物を建築することはできないと否定的だった人々への挑戦状として建築されたとか。この他、駅前のグラムシ通りには「窓のない家」なども建設してしまったアントネッリ。町のシンボルの生みの親として有名ですが、時に狂気の建築家、とも呼ばれる所以でもあります。
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